サヴァン症候群とは?

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サヴァン症候群とは、知的障害や自閉性障害を持っている方で、ある特定の分野にのみ、類まれなる能力を発揮する症状のことです。自閉性障害のある方全てがこの能力を持っているわけではありません。

サヴァンとは?

サヴァンとはフランス語で『賢人』の意味を持つ言葉です。1887年に膨大な量の書籍を一回読んだだけですべて記憶し、さらにそれをすべて逆から読み上げることのできる記憶力を持った男性が発見され、J. ランドン・ダウンが、その天才的な能力をもつにもかかわらず、通常の学習能力に先天的な障害を持っている彼らをidiot savant(イディオ・サヴァン=賢い白痴)と名付けました。‘idiot’が差別的な意味を持っているので現在は「サヴァン症候群」と呼ばれています

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サヴァン症候群・・・キム・ピーク

サヴァン症候群を世間に知らしめることとなった映画『レインマン』、そのモデルとなったのがキム・ピークです。キム・ピークはなんと9000冊もの書籍を暗記しており、本を『読む』というより『見る』感覚で1ページあたり数秒の時間でどんどん暗記していくそうです。読む本のジャンルは一切関係なく、小説やノンフィクション、電話帳に住所録まであらゆる書籍を記憶していくそうです。暗記した内容は正確に記憶され一時一句間違うことなく記憶されているそうです。この驚異的な記憶力を持つキム・ピークは小脳に障害を持っており、また左脳と右脳を繋ぐ脳梁といわれる部分が欠損して生まれてきたそうです。ですが左脳と右脳が接続されていないことで右脳が普通の人よりも遙かに自由に発達し、この類まれなる能力を得られたのではないかという説もあります

サヴァン症候群・・・アインシュタインやモーツァルトも

天才と名高いアインシュタインも幼いころは言葉の発達が周りに比べて遅く、失語症の兆しがあったと言われています。アインシュタインもサヴァン症候群の患者と同様、脳が通常の人と違ったからこそ「天才」的な才能を発揮したのかもしれません。そして、そのような脳の障害をおぎなうべく、アインシュタインの場合は頭頂葉下部が、通常の人と比べて15%以上も発達していたそうです。そして有名な作曲家モーツァルトも奇妙な行動を取ったり、言語表現において未熟なところがあったとのことからサヴァン症候群だったのではないかという説もあるようです。

映画『レインマン』

映画『レインマン』に登場するダスティン・ホフマンが演じる主人公レイモンドはサヴァン症候群患者。『レインマン』の原作を書いたバリー・モローがキム・ピークと出会いインスピレーションを受けて出来た作品で、主人公のレイモンドにはキム・ピーク以外のサヴァン症候群の症例も盛り込まれているそうです。主人公のレイモンドを演じたダスティン・ホフマンは数名のサヴァン症候群患者と実際に会い、そしてダスティン・ホフマンの演技は大変高い評価を受けました。

サヴァン症候群と考えられている著名人

アメリカの粘土造形家:Alonzo Clemons
盲目のアメリカ人音楽家:Tony DeBlois
盲目のアメリカ人音楽家:Leslie Lemke
アメリカの芸術家:Jonathan Lerman
マリンバに秀でる:Thristan Mendoza
盲目の英国人音楽家:Derek Paravicini
1988年の映画レインマンのきっかけとなった。大変な記憶力をもっていると考えられている:Kim Peek
英国の卓越した大工:James Henry Pullen
アメリカの自閉症ジャズマン:Matt Savage
ハンガリーの自閉症サヴァン。詩人、作家、芸術家:Henriett Seth-F
英国の自閉症サヴァン:ダニエル・タメット
英国の建築芸術家:Stephen Wiltshire
スコットランドの芸術家:Richard Wawro